日記 会話・嫉妬心・芸術

学校の人間と会話をした。これはその記録である。

会話は複数人が志向性を共有し互いの思考をぶつけることによって、一人では気づかなかった重要なことを発見できる。このあいだ読んだ『知ってるつもり 無知の科学』という本にそのようなことが書いてあった気がする。

周囲で見かける恋愛に嫉妬する人もいれば、芸術家やその作品に嫉妬する人もいる。恐らくその感情に差はなくて、人間の行動を駆りたてる効果があるのだと思う。嫉妬心を失うと創作意欲も失ってしまうことがある。美しいものに嫉妬する気持ちがあってもいいのかもしれない。

その人間は創作がしたいと言った。そして、プログラムを書くことはただの労働であるとも言った。私はプログラムという表現にも美を求めていることを伝えた。プログラムのあらゆる場所に対してその動作とは別のものを連想することができる。

動くプログラムや動かないプログラム、575や575でないものがある。我々はどの状態からでも始めることができるが、もしプログラムから「動作すること」という制約を取り去ったときどうなるのだろうか?存在しない芸術品を想像する。詩から最小単位を抽出する試みによって文字という芸術が生まれたのかもしれないと私は思う。

Written on January 14, 2019